ガストーチ・トーチランプとは?
銅管のろう付け溶接に使用される専用バーナー
銅管同士を繋ぐ「ろう付け」
ビルや業務用の大型エアコ
ンなど、太い冷媒配管(銅管)を接続する場合、フレア接続ではなく「ろ
う付け(ロウ付け)」という溶接技術が使われます。銅管の継手部分に「銀ろう」や「りん銅
ろう」といった溶接用の金属棒を当て、ガストーチで高温に加熱して金属
を溶かし込み、隙間を埋めて接着します。
1. 基本概要 — ガストーチ(バーナー)の種類
- カセットガス式(ガストーチ): ホームセンターなどでも売られている、小型のガスボンベに取り付けて使うタイプ。手軽で持ち運びしやすく、小〜中口径の銅管のろう付けに多用されます。
- アセチレンバーナー: 酸素とアセチレンガスの大型ボンベを使用する本格的な溶接バーナー。非常に高温の炎が出るため、太い配管のろう付けや、短時間で作業を終わらせたいプロの現場で活躍します。
銅管を空気中でガストーチで真っ赤に加熱すると、管の内部に「黒い酸化被膜(ススのようなもの)」が大量に発生します。これが冷媒ガスと一緒にエアコンを循環すると、あっという間に機器が壊れます。
これを防ぐため、ろう付け作業中は必ず配管の中に微量の「窒素ガス」を流し続けながら(窒素置換・窒素ブロー)加熱し、管の内部を無酸素状態にして酸化を防ぐという高度な技術が必須となります。