テスター・マルチメーターとは?
電気回路の異常や通電状態を確認するためのマルチメーター
1. 基本概要 — テスター(マルチメーター)の役割
テスター(回路計)またはマルチメーターは、電気回路の「電圧」
「電流」「抵抗」を測定するための最も基本的な計測器です。電気工事だ
けでなく、家電の修理や電子工作など、電気を扱うあらゆる場面で必須となります。
主な測定機能
- 交流電圧(ACV): コンセントの電圧(100V/200V)などを測定します。
- 直流電圧(DCV): 電池やバッテリー、電子回路の電圧を測定します。
- 抵抗(Ω): 部品や電線の抵抗値を測ります。
- 導通チェック: 電線が断線していないか、スイッチが正常に動作するかをブザー音で確認します。電気工事で最もよく使う機能の一つです。
2. 構造や原理 — アナログ式とデジタル式の違い
テスターには、針が動く「アナログ式」と、数値が表示される「デジタル式(DMM)」があります。
- デジタル式(DMM): 現在の主流。数値が直読できるため初心者にも使いやすく、オートレンジ(測定範囲の自動調整)機能があるものが便利です。
- アナログ式: 電圧の変動を針の揺れ(視覚的な動き)として捉えやすいため、現在でもプロの現場で根強い人気があります。
3. 使用時の注意点とメリット・デメリット
「電流測定モード」や「抵抗測定モード」にしたまま、誤ってコンセントなどの電圧を測ると、テスター内部がショート(短絡)し、機器の破損や火花による火傷などの重大事故に直結します。測定前には必ずダイヤルの位置(測定モード)を確認する習慣をつけましょう。